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VOL.21「Connection Point 2010 TOKYOレポート」

使いやすさと機能性を両立させ低コストで迅速な変更を実現する

スティーブ・ミランダ氏によるオラクルセッション
 スティーブ・ミランダ氏によるオラクルセッション
 Connection Point 2010 TOKYOの最後は、恒例のオラクルセッションです。今回は、Oracle Corporationで開発部門の責任者を務めるスティーブ・ミランダ氏(上級副社長)がOracleの製品戦略と最新動向について20分ほどのプレゼンテーションを行いました。

 冒頭、ミランダ氏はOracleの製品戦略を「Application Unlimitedのお約束を守るために、投資と工数を継続的に投入しています」と説明。過去5年間のOracle主要製品のメジャーリリースの流れを示しつつ、「ビジネス価値を高めるために、弊社はPeopleSoft、JD Edwards、Siebel、Hyperion、Agile、EBSへの投資をますます増やしています」と述べました。

 その上で、「事業部門に対して使いやすさと完全な機能性を両立する」「企業に対して、最小のコストで迅速な変更を可能にする」「CIOに対して迅速性、洗練性、俊敏性を提供する」という3つの製品ビジョンをスクリーンに表示。それぞれのビジョンにしたがってOracle製品の開発をどのように進めているかを解説していきました。
「完全な機能性」を実現するにあたってOracleが心がけているのは、使いやすさを高めつつ、総保有コスト(TCO)を引き下げること。ミランダ氏は「製品ポートフォリオを拡大して機能を強化し、プロセスやデータの統合をデータの流れをシームレスなものに変えていくことによって、使い勝手もよくなっていきます」と説明し、統合の典型的な例として、Hyperionで作成した財務計画をDemantra(需要予測)やRapid Planning(サプライチェーン計画)に流し込んだり、PeopleSoft内でEnterprise PortalとPerformance Managementを連携させたりといった使い方を示しました。

 また、「最小のコストで迅速な変更」の例として紹介されたのは、ビジネスインテリジェンス(BI)の新しいダッシュボードとアプリケーションの連携方法。ミランダ氏は「BIの物差しとなる主要性能指標(KPI)はどのアプリケーションでも同じなので、単一のダッシュボードに複数のBIを統合できるようにしました」と述べ、オンデマンド型とオンプレミス型を組み合わせることによっても最小コストでの迅速な変更が可能になると付け加えました。

アプリケーション管理の一元化でアップグレードを容易にしていく

 さらに、迅速性・洗練性・俊敏性を確保するために、Oracleはプラットフォームとアーキテクチャーの標準化を進めています。プレゼンテーションでミランダ氏が挙げた標準化の具体例は、Linux、Java、XML、BPELなど。Oracle Enterprise Managerのアプリケーション一元管理機能やアップグレード方法を解説したOracleの技術文書を活用することにより、Oracle製品のアップグレードも迅速かつ確実に行えるようになります。その実例として取り上げられたのが、シカゴの公立学校で実施されたEBS 11iからEBS 12へのアップグレード事例。「システムテストの途中で目標のバージョンをEBS 12.0.6からEBS 12.1に変更したのですが、Oracleの技術文書を参考に作業を進めた結果、日程が延びてしまうことはありませんでした」と、ミランダ氏は言います。

 プレゼンテーションを締めくくるにあたって、ミランダ氏はおもなOracle製品について最新の状況を紹介していきました。

 PeopleSoftについては買収後3回目のアップグレードとなるPeopleSoft 9.1が完成しており、1,350の新機能追加と200の業界向けの機能強化が行われているとのこと。JD EdwardsのEnterpriseOneとWorldでは2つの新製品と784の新機能が追加され、顧客からの改善要求に応えて721の機能強化が実施されました。また、Siebel & CRM On Demandでは12の製品と31の重要な機能が新設されたほか、88の機能強化を適用。EBSには11の新製品と400以上の新機能が加わり、Oracle Business Accelerator(OBA)ベースのビジネスフローも26種類が新設または強化されました。最後に、Oracle SCMでは、9つの新製品、418の新機能、18種類のインテグレーションが追加され、顧客からの改善要求に基づく機能強化点は1,030に及びます。

「Oracleは、今後も、新製品と新機能のための投資を続けていきます」

 こう宣言してステージを降りるミランダ氏に、会場からは惜しみない拍手が送られました。


OAUG AWARDを授賞されたFIN SIG長 萩原 氏
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OAUG AWARDを授賞されたCSC幹事の3人
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第2部のNetworking Cocktail Partyではバンド生演奏も行われました
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