会員からの改善要求ハイライトに日本オラクル専務執行役員の石積氏が回答
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■保守費用が高い
多くの日本OAUG会員が感じているのが、カスタマーサポートを受けるためのコストが高いということ。渡辺氏は、「特に、Oracle EBS以外のユーザーの中から、そうした声が上がっています」と質問しました。
そうした声に、石積氏は「どのお客さまからも、保守費用をもっと下げてほしいとのご要望をちょうだいしています」と明かしつつ、「Oracle製品の保守費用には、障害対応だけでなく、次のバージョンを開発するための費用も含まれています」と指摘。最新バージョンを追加コストなしで利用したり、My Oracle Supportの活用によって障害を予兆の段階で防止したりといった使い方をすることにより、保守費用以上の価値が得られると説明しました。
■パッチが肥大化しているので適用に手間がかかる
また、パッチのサイズが年々大きくなり、適用するのが難しくなっているという声も数多く寄せられました。「肥大化とともにパッチの中身が分からなくなった結果、影響範囲のチェックや検証テストにかかる工数が増え、システムの停止時間も長くなっている。ぜひ対処してほしいという要望がありました」(渡辺氏)というのです。
この改善要求について、石積氏は「データベース、ミドルウェア、アプリケーションのそれぞれにパッチが存在するときに、どのように組み合わせればよいかが分かりづらいのだと思われます」と分析。My Oracle Support内のConfiguration Managerを使ってOracle製品の構成情報をOracleに登録しておくと、その構成にぴったりのパッチの組み合わせリストを自動的に入手できることを紹介しました。また、新しい管理ツールとして、パッチ適用前に必要な準備作業、パッチ適用時の注意点、パッチ適用後の作業などをガイダンスとして提示するソフトウェアの開発も現在進められているとのことです。
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さらに、新しいカスタマーサポートツールのMy Oracle Supportについても、「ユーザーインターフェースがMetalinkなどと大きく異なる」「応答が遅くなることがある」「英語のページが増えた感じがする」といった改善要求が出されていると渡辺氏は指摘しました。
これに対して、石積氏は「フル稼働が始まった2009年11月に、パフォーマンス問題を起こしてしまいました。お客さまにご迷惑をおかけしたことについて、あらためてお詫び申し上げます」と述べた上で、サーバー側での対策は完了していることを報告。ただ、クライアントモジュールがFlashベースになっているため、クライアントPC側でスローダウンが起きる可能性があったり、Flashを使用禁止にしている企業ではそもそもMy Oracle Supportを使えなかったりといった問題が残っていると認めました。これらの問題解決に向けて、現在、さらなる改善策の検討が進められているとのことです。
また、ユーザーインターフェース変更への対処としては、練習用のWebトレーニングコースをリリース済みとのこと。英語のコンテンツが多いという問題については、日本のユーザーにとって有効と思われるものから順次翻訳を進めているという回答がありました。機械翻訳については、品質面での課題が残っているというのが日本オラクルの見解です。
パネルディスカッションを締めくくるにあたって、遠藤氏は「Oracleアプリケーション製品のユーザーの方々からの厳しいお話に対して、弊社がきちんと改善を行い、その結果、皆さまに喜んでいただけることがとても大事だと思っております」とコメント。「Connection Pointをはじめとする日本OAUGさまの会合には、今後も100%の出席率をキープしていきたいと思います」と約束していただきました。


