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VOL.21「Connection Point 2010 TOKYOレポート」

JDE SIG:旧ユーザー会を継承しフレンドリーな活動を続けていく

JDE SIG 代表者 志村 好史 氏
JDE SIG 代表者 志村 好史 氏
 これに続く最初のセッション「ユーザー会活動紹介」では、JDE SIG、HRMS SIG、Customer Support Councilの各幹事がそれぞれの活動内容を紹介していきました。

 JDE SIGは、JD Edwards EnterpriseOneとJD Edwards Worldのユーザーによって結成されているSIGです。「私たちは、旧J. D.Edwards時代に日本国内で設立されたユーザー会をその前身としています」と語るのは、同SIG代表者の志村好史氏(東京建物株式会社)。「その頃はQuestと名乗っており、1996年には設立十周年の記念パーティーも開催しました」と振り返ります。その後、PeopleSoft、さらにはOracleによるM&AによってJD Edwards製品はOracle製品の一つとなり、Questも日本OAUGに加盟してJDE SIGとなりました。

 そうした歴史を持つJDE SIGがいま力を入れて取り組んでいるのは、Oracleの他の製品との間で新しい関係を構築していくこと。志村氏は「Oracleの膨大な製品群の中でJDE製品が希薄化してしまうことがないように、私たちユーザーは声を上げていかなければと考えています」と述べた上で、優秀で献身的なコンサルタントと営業の支援を受けつつ、これからもJDE製品を愛用していきたいとの抱負を語りました。「JDE村」とも呼ばれた旧ユーザー会のフレンドリーな雰囲気のままでSIGを運営し続けることも、志村氏は重視しています。

HRMS SIG:人事管理業務に特有の法制対応をアドオンなしで目指す

HRMS SIG 代表者 松田 元男 氏
HRMS SIG 代表者 松田 元男 氏
 製品別SIGからは、もう一人、HRMS SIGの代表者を務める松田元男氏(鹿島建設株式会社)が活動報告を行いました。
「HRMS SIGには、Human Resource Management System(人事業務システム)を使われている企業の人事部門の方々、そのシステムの保守を担当されている情報システム部門の方々、また、これらの部門を支援されているSI企業やパートナー企業の方々がメンバーとして参加しておられます」と、松田氏。メンバーの関心領域がそれぞれ微妙に異なるため、SIGの運営にあたっては、メンバー間の円滑なコミュニケーションを心がけていると言います。

 現在のおもな活動内容は、機能拡張要求の取りまとめ、パッチの適用やRelease 12へのアップグレードについての技術情報の収集、日本の人事業務へのうまい適用方法の研究など。「後々のアップグレードの際の手間を考えると、アドオンなしでHRMSを日本の法制度に適合できるのが一番です。そこで、販売元の日本オラクル様なら社内でうまい使い方をされているのではないかと思い付き、人事部のご担当の方をお招きして社会保険算定の運用方法についてお聞きしたこともあります」と、松田氏は言います。時間外勤務手当計算や年末調整などの業務手順とHRMS製品の連携方法を学ぶための勉強会として、mini SIGも開催しているとのことでした。


CSC:カスタマーサポートに対する改善要求を提出し、実現を図る

Customer Support Council 幹事 渡辺 聡 氏
Customer Support Council 幹事 渡辺 聡 氏
「ユーザー会活動紹介」セッションの最後は、Customer Support Council(CSC)の幹事を務める渡辺聡氏による活動報告です。CSCが他のSIGと異なるのは、特定の業務領域や製品ではなく、日本オラクルのカスタマーサポートそのものを対象としていること。幹事も、渡辺氏のほかに前田美樹氏(イー・ビー・ソリューションズ株式会社)と米村穣氏(株式会社ソピア)を加えた3人の体制になっています。

 渡辺氏が挙げるCSCのミッションは、4つ。「第1に、カスタマーサポートに対する皆さまからの改善要求をOracleに提出し、実現を図ります。第2は、それと逆に、カスタマーサポートについての新情報をOracleから入手し、それを日本OAUG会員の皆さまに流していくこと。第3に、アメリカのCSCとの協調・連携により、アメリカにある豊富な事例を日本に紹介し、日本でやっていることをアメリカに伝えるようにしています。第4に、カスタマーサポートに関するさまざまな情報をCSCのメンバーの間で共有するというミッションがあります」(渡辺氏)

 本格的な活動がスタートしてから、ほぼ1年半――。すでに、CSCは日本オラクルとの定期的(2?3か月)な会合で情報交換を行い、同社が持つ顧客満足度の数値を公開してもらうなどの実績をあげています。このほか、新しいカスタマーサポートツールのMy Oracle Supportの普及を側面から支援したこと、Webサイトの開設やNewsletterの発行でメンバー相互のコミュニケーションも深めたことも、重要な成果となりました。